グループディスカッションで学生を見極める評価基準の例



学生のキャラクターや考え方、チームでの振る舞い方を知るのに有効な、グループディスカッション。新卒採用で導入しているのはいいものの、その結果を採用の判断に使いこなせていない企業も少なくありません。そこで今回は、新卒採用のグループディスカッションについてご紹介します。

グループディスカッションで学生を見極める評価基準の例
目次

グループディスカッションの種類を知る

グループディスカッションは、いくつかの形にわかれます。

課題に対し解決策を見つける

学生をグループにわけ、それぞれ一つの課題に対して解決策を話し合うというのがメジャーなやり方。「売り上げが下がってきた店舗を立て直すのに、どんな施策を打つか?」「現場のモチベーションを上げるために、どんな制度を作ればいいか?」などの課題を与えます。

最後に、グループごとに発表の時間も設けましょう。目の前の課題をどうとらえ、どんな効果を得るために、どんな施策を考えたのか。それを理論立てて説明してもらいます。

立場を二つにわけてディベートをする

学生の立場を二つに分けて、それぞれの意見をディベート形式で戦わせる方法もあります。例えば「新店舗は23区内に出すか、郊外に出すか」「○○という条件の時、これまで取引している業者からの仕入れを続けるか、新しい業者を利用するか」など、どちらかが正解というわけではない二択を与えます。

グループ内で学生の立場が二分するように調整し、議論をさせます。このやり方の場合、あえて一つの答えを導きださなくてもOKです。

一つのテーマについて討論する

最後に、テーマを一つ与えて討論をさせるやり方もあります。「新しいターゲットをとりこむのに、どんなPRが効果的か?」などについて、どんどんアイディアを出させる方法です。これは最後に意見をまとめてもいいですし、色々な案を出すに留めておくのも可です。

グループディスカッションで学生を見極める方法

グループディスカッションで、学生のどんなところを見ればいいのでしょうか。

根拠に基づいた発言をしているか

ビジネスの現場では、「~だと思う」「~という気がする」という感情論は必要とされませんよね。「~だから~すべき」「~というデータから~ということがわかる」など、事実に基づいた議論が必要です。

そのため、そうした発言の仕方をしているかどうかが重要なチェック項目になります。たくさんの知識を知っているかどうかより、その知識に基づいて考えているかを見ましょう。

他人の意見を聞く柔軟性があるか

チームプレーが必要とされる職場では、相手の意見に耳を傾ける能力が必要です。学生同士で話をしている中で、どのくらい相手の話を聞いているかをチェックしましょう。人が話しているのをさえぎって自分が話したり、相手の発言を丸ごと否定したりする学生には要注意。

一旦相手を受け入れてから、論理的に反論する分には問題ありません。しかし言葉のニュアンスやちょっとした言い方に、相手を馬鹿にしたり自分の我を通そうとしたりといった気持ちが出ていないかチェックしましょう。

議論に対し前向きに取り組んでいるか

必ずしもいつでもポジティブであることが正解ではありませんが、ネガティブな発言ばかりする人がいるとチームの士気が下がるもの。ディスカッションのなかで、学生が前向きに取り組んでいるかどうかもチェックしましょう。誰かのアイディアを否定するだけで代替案を出さなかったり、重箱の隅をつつくような発言ばかりする学生はあまり評価できません。

話の軸とずれた発言をしていないか

今なんの話をしているのかを常にキャッチし、本題に沿った発言をしている学生は選考を通すべき。議論の内容はどんどん移り変わるものですが、それについていけない人も少なからずいます。もう話し終わったポイントを後から無意味に掘り返したりする人は、スムーズなディスカッションの妨げになります。

また、本筋とは関係ない話題を延々と話す学生も注意した方がいいですね。突拍子のないアイディアを出すこと自体はマイナスではありませんが、それがなぜ良いのか、今話しているテーマのどの部分にどうリンクするのかをきちんと説明できているか見ておきましょう。

人とは違う発想力を持っているか

これはプラスアルファでチェックする項目ですが、独自の考えに基づいて人とは違う意見を出しているかどうかも見てみてください。新しい意見を出すのが苦手な学生も、他のスキルがあればそちらでカバーできるので、発想力がないからといってマイナスにはなりません。しかし次々と新しいアイディアを生み出せる人材は貴重です。

最後に

今回は、グループディスカッションについてご説明しました。一対一で接する個人面接よりも、学生の素の姿を見やすいメリットがあります。まだ取り入れてない企業は、ぜひ選考過程の一つとして導入を検討してみてください。


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